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『わたくし、』のわたくし的歯科小話

『わたくし、』のわたくし的歯科小話

歯周病になってしまったら

みなさんこんにちわ!
杉浦歯科医院 歯科医師の杉浦究です。
今回のテーマは 『歯周病』です。

 

まずは言葉のところから初めていこうと思います。
歯周病 歯槽膿漏 歯周炎 いろいろな言い方がありますが
僕は主に『歯周炎 昔で言うと歯槽膿漏ですね』って患者さんにはお話ししています。

 

歯周炎とは?

 

歯周炎とは歯周組織に炎症が起こってしまう歯茎の病気です。
歯周組織には4つあり 『歯肉』『歯根膜』『セメント質』『歯槽骨』との構成になっています。
一般的に原因としては歯磨き不足で歯垢が溜まり歯茎に炎症が起こり出血したり歯茎が下がったり歯を支える骨が減少していくと認知されています。
これら4つの歯周組織に起こる炎症の総称を『歯周炎』と呼んでいます。

 

では炎症とはなんでしょうか?

炎症とはバイキンが引き起こすものと思っていませんか?
実は炎症とは自分の体が起こすものなんですよ。
難しい経緯は省くとして。。。笑

 

お口が汚れてバイキンが増えると、そのバイキンをやっつけるために自分の体が起こす現象が炎症なんです。
炎症の症状として、発赤 発熱 出血 腫脹 それらの症状による機能障害 と5つの症状が現れます。
よくよく考えると風邪を引いたときにも同じ事が起こりますね!
顔が赤くなる 熱が出る などはみなさんも経験した事があるのではないでしょうか?
歯茎の炎症で特徴的なのは『歯茎から血が出る』出血ですね。
もっと具合が悪いものになると『歯茎が腫れる』腫脹や『バイキンと体が戦った結果膿が出る』排膿なんてことも起こります。
そうなると痛くて寝れなかったりおいしいご飯が食べれなかったり毎日が辛くなる機能障害なんてことになってしまいます。

 

もう一つ特徴的なのが、
これは怖い!!!!!!!!

骨が減少していってしまうんです。

皆さん良くご存知だと思いますが中々歯が丁寧に管理できないですね(泣
実は骨の減少も細菌が食べていったり溶かしていくのではなく、自分の体が細菌などで汚れた箇所から遠ざけようとして
骨を減少させていくんですよ。 歯がグラグラしたりついには歯医者さんで抜歯になっちゃったりして困っちゃいますね、、、

 

歯周炎で骨が減少してグラグラになってしまったところに追い討ちをかけるのが、不正な噛み合わせから来る歯軋りの負担荷重です。
泣きっ面に蜂とはまさしくこの様なことですね。
歯軋りも正しい噛み合わせの人は怖くないのですが、人間の歯は日々摩耗や移動をして、良い噛み合わせの人でもだんだんと
悪い噛み合わせになっていく可能性が大いにあるんですよ。
ちっちゃなみかん位のお口の内部では力の掛かり具合も前歯と奥歯では全く違うので奥歯の方が悪くなっていく率が非常に高いんです。
前歯はピカピカにあるのに、奥歯が全然無いなんていう方もいるのではないでしょうか?

 

以上歯周炎とはこんなに怖いものなんだよっていう事が分かって貰えたんではないでしょうか?

 

歯周炎を防ぐ方法

 

まず1番の原因は歯垢細菌(プラーク)の停滞です。
歯垢を除去するには歯ブラシをしっかりとするに限ります。
歯ブラシに加えて、歯間ブラシやデンタルフロス(糸楊枝)さらには含漱剤(デンタルリンス)この3つが大切です。
上記の道具では取れないものも存在するので、まずは歯医者さんにお散歩がてらいってみてください。
先生とよくお話をして、歯石や歯垢の診査やクリーニングを受けてみましょう。
正しい方法を身につけて練習実践をするのが1番の近道ですね。

 

現在歯周炎にが起きている、その疑いがある方はしっかりと歯医者さんに通院して、まずは体が治癒に向かう様な環境を治療によって作り出しましょう。
治癒に向かうことをサポート応援するのがお家での歯磨きや歯間清掃です。
先生の言うことを守って頑張らなければダメデスヨォー(笑

 

歯周炎の治療は持ちつ持たれつ!! 歯医者さんと患者さんの共同作業です。
どちらが欠けても良い結果には結びつきません。 重い腰を『よっこいしょ!!』とあげて歯医者に行ってみましょうね♪

僕は頑張る準備 いつでも出来ていますヨォ!!!

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